SNSや口コミサイトを見ると、工場の派遣会社の悪い評判はどうしても目立ちます。これから登録しようと考えている人は、不安になってしまいますよね?
そこで今回は、工場の派遣会社に悪い評判が多い理由をまとめました。加えて、悪い口コミの全てが真実ではない理由も併せて紹介します。
工場派遣会社2つを渡り歩いた実体験からリアルを紹介します。他派遣会社のスタッフと交流も多かったので、実態を包み隠さず書いていきますね。
【本記事で知れること】
【結論】悪い評判が真実とは限らない
結論、インターネット上で見る悪い評判が真実とは限りません。
言い切れる理由は、働いている人のほとんどが派遣会社のことなんて何とも思ってないからです。
要は、良くも悪くも派遣会社の存在は空気同然ってことですね。働き始めてからは工場としか関りを持たないので。
「じゃあ何で悪い評判が多くなるの?」ってことですよね。その理由については、下記の章で詳しく解説していきます。
工場の派遣会社に悪い評判・口コミが多い7つの理由
工場の派遣会社に悪い評判が多い理由を紹介します。
ピンハネがある
悪い口コミで多いのが、ピンハネがあるといった声です。「ろくなシステムじゃない」「会社は俺らで儲けている」「派遣会社はいくらもらっているんだろう?」など。
そもそも、こんなこと気にして何になるんでしょうかね。派遣会社は人材を紹介して報酬をもらう、派遣社員は働き先を紹介してもらって提示された賃金をもらうだけの話。
正直、ピンハネを気にするなら派遣で働くことをおすすめしません。
どの会社も収益から賃金を払っているのは同じなので、自分の貢献分を全て収入にしたいなら自営業が手っ取り早いです。
担当者の対応が悪い
担当者の対応の良し悪しは実際にあり得ます。例として、いくつか挙げてみます。
担当者の力量は、派遣会社によって大きく変わります。さらに、同じ派遣会社内でも差が生じるので、当たり外れがあるのが実際のところです。
とはいえ、担当者の全てが悪い人ばかりじゃないし、親身になってくれる人だっています。
後は、相性の問題ですかね。私自身は担当者に期待することも相談することもなかったんで、正直どうでもいいのが本音でした。
退職時に給料から差し引かれた
退職時に聞いていないお金を差し引かれたという声もあります。例えば、作業服代や寮のハウスクリーニング代などです。
入寮時や配属時に説明されることですが、派遣会社側が言い忘れている可能性が無きにしも非ずです。また、説明されているのに聞き逃していたケースも少なくありません。
契約書に退職時の対応全てが記載されているので、これから登録する方は隅々まで目を通しておいてください。そして、不明点があればすぐに担当者へ問い合わせましょう。
思っていた仕事内容と違う
「思っていた仕事内容と違った」という声も少なからずあります。また、きつい工程に配属されたという声もありますね。
この点は、面接官の力量不足が大きな要因でしょう。本人が工場のイロハを理解していないなら、求職者の希望に沿った仕事なんて紹介できませんから。
後は、派遣社員側が工場の仕事を軽く考えていたケース、希望条件を伝えていなかった可能性も考えられます。
相違をなくすには、製造業に特化した派遣会社を利用すること、そして条件はなるべく細かに伝えておくことが大切です。
祝い金が満額貰えなかった
祝い金が満額貰えず、詐欺会社として不満を抱える声もありました。ただし、全ての派遣社員が満額貰えていないなら、すでにその派遣会社は問題になっているでしょう。
結論、祝い金が削られたのには理由があるということです。実際に、私が働いた派遣会社でも3割程度しか貰えない人がいました。
背景に無断欠勤や遅刻早退があったのですが、契約書を見ると祝い金の条件として詳細に書かれてあったんです。
勤怠が悪い人と頑張る人を平等に扱うことはないので「期間内在籍するだけで高額の収入がある」と簡単に考えないことが大切です。
私もそうですが、勤怠に問題なければ皆満額貰えたので安心してください。
寮に差がある
寮に対して不満を抱く人もなかにはいます。例えば「寮がぼろい」「狭い」「あいつは良い寮に住んでいる」など。
これから派遣会社で寮完備の求人を探す人にアドバイスですが、寮の間取りや築年数などを選ぶことはできません。
工場によって寮費が違えば、近所にお店が少ない不便な場所もあります。
とはいえ、基本は賃貸アパートに1人暮らしができ、生活家電が揃っていて初期費用が不要です。
寮については別記事でも解説しているので、興味がある方は目を通してみてください。
工場の人間関係が悪かった
工場の人間関係が悪く、派遣会社が悪いように口コミを書いているケースがあります。
正直なところ、人間関係は人によりけりです。良い人ばかりの工場だってあるし、自分と合わない社員、性格がひねくれた上司だっています。
人間関係がきつい、合わない人がいる、パワハラ・セクハラがある場合は、派遣会社の管理者に相談すると動いてくれます。1人で抱え込まず打ち明けましょう。
悪い評判を書く本人に問題がある
ここが一番のポイントなんですが、悪い評判を書く本人に問題があるケースが意外と多いです。
正直、派遣の中にはヤバい人がいるんですよね。例えば、以下のような人。
- 無断欠勤・遅刻が多い
- 報告なしに休憩(トイレ)に行く
- 隠れて寝る
- 勝手に機材を自分仕様にいじくる
- 指示が嫌いで何でも反発
要は、社会人としてのマナーがないってことです。子どもと一緒ですね。
そして、こういった人は何でも他人のせいにしますから。自分の問題だと本気で気づいていません。
例えば、以下の口コミを見てどう思いますか?
前に登録してて、無断欠勤したときに家に来て、家の近くに車止めて、家を出るまでずっと監視される 流石に怖かったから、登録する人は気をつけたほうがいいよ
引用:Googleマップ
こんなの本人が悪いですよね。派遣会社は責任があるので、今後どうするのか、仕事に行くのか話し合う必要がありますし。
上記は明らかなヤバい人の例ですが、自分に問題ないよう見せかけて悪いクチコミを書く社会不適合者は少なからず存在します。
工場の派遣会社の評判が真実ではない4つの理由
工場の派遣会社の評判が真実ではないと断言できる4つの理由を紹介します。
- 満足している声も多い
- 辞めずに働いている人の方が多い
- 口コミ・評判は主観に過ぎない
- 口コミ・評判は悪い声が中心になる
満足している声も多い
悪い口コミだけでなく、満足している声も多いです。
口コミサイトやSNSにはあまり書かれていませんが、私が働いた2つの派遣会社、そして別会社のスタッフは以下のようなことを口にしていました。
福利厚生や寮完備、無期雇用など、派遣会社が導入している制度はかなり充実しています。正直、これだけで満足している人が多かったです。
そして、私が働いた派遣会社は担当者と仲良く話せる環境でした。友達感覚で冗談言い合ったり、世間話で盛り上がったりなんかはよく見られる光景でしたね。
そもそも、担当者も働くスタッフもいい大人ですから。社会人として、人間としてのマナー・心配りがある人がほとんどなんです。
担当者だって人間だからミスはあるしレスが遅れることだってある。これは私たちも同じですよね。
2社しか利用していませんが、全てにおいて満足したというのが率直な感想です。
辞めずに働いている人の方が多い
厚生労働省調べによると、一般労働者(正社員・派遣社員・契約社員)の離職率は10.7%となっています。要するに、10人に1人しか年間辞めていないんです。
悪い評判の割合を考えるなら、もっと辞める人が多いはずですよね?しかも、派遣は更新制なんで「更新しません」の一言で辞められるんですから。
辞めずに働いているってことは、特別大きな不満を抱えていないのが理由といえるでしょう。
口コミ・評判は主観に過ぎない
口コミ・評判で悪いことを書く人がいますが、これは本人の主観に過ぎません。良くも悪くも当事者の感じ方ってことですね。
例えば、残業が完全に無理な人や指定日に休みが必要な人。派遣会社が協力してくれないと不満に感じるでしょう。
一方で、私のように働いて給料が貰えればいいだけの人、休みや残業は会社任せで問題ない人は特別不満を感じません。
加えて「控除がおかしい」「退職時の天引きが大きすぎる」という声も同様です。その人がどんな働き方をしているか、退寮時の寮の状態が本当に良かったのか定かではありません。
本人が「これで問題ない」と思うのも主観なので、全てにおいて参考程度に考えておく方がよいです。
口コミ・評判は悪い声が中心になる
そもそも、満足した声をわざわざ口コミサイトに書き込もうと思いますか?ほとんどの人がNOと答えるはずです。
結論、口コミ・評判は批判の声ばかり集まります。人間の心理上、満足より不満の方が強く残りますからね。
とはいえ、なぜか良いクチコミが多く集まっている派遣会社も見かけるでしょう?
これは、担当者が派遣スタッフが辞める際や登録会参加後に「良ければ利用した声を書いてほしい」と頼んでいるからです。企業努力の一環ってところですね。
そもそも満足している人の方が多いんですから、口コミを残してほしいと頼む会社は必然的に高評価になる。そして、何も頼まない会社は必然的に悪い評判のみ集まるってわけです。
危ない・怪しい派遣会社の見分け方
危ない・怪しい派遣会社を避けるための方法、見分け方を紹介します。
- 大手の派遣会社に登録する
- 実際に勤務している人の話を聞く
- 面接対応が悪いと感じたら働かない
大手の工場派遣会社に登録する
基本的には、大手の工場派遣会社に登録しておけば間違いありません。なぜなら、大手は競合に勝てる対応と求人紹介に力を入れているからです。
どうすれば辞めないか、働きやすい環境は何なのか、福利厚生で何が必要なのかを考えた上で差別化を図り、経営努力をしているのが派遣会社なんです。
中小企業が怪しい訳ではないですが、確実さで選ぶなら大手が安心でしょう。
実際に勤務している人の話を聞く
実際に勤務している人の話を聞くと、信頼できる派遣会社なのか、満足して働けるのかが見えてきます。
方法としては友人知人、SNSなどがありますが、実際に聞くとなると周りにいないのが現実かと思います。
そのため、実態を知りたい方は私にDMを頂けると幸いです。派遣社員時代に友人が多くできたので、20社ほどは実態を知っているし、未だに連絡を取り合っている人もたくさんいます。
仕事柄リサーチは得意分野なので、聞いたことのない派遣会社でも調べてみます。せっかくだから、しっかりとした派遣会社に登録して明るい未来を作っていきましょう。
面接対応が悪いと感じたら働かない
どの派遣会社も登録は無料なので、面接をしてみて対応が悪いと感じたら働かないようにしましょう。
これは自己判断になってしまいますが、面接の段階で悪いと感じるならあなたに合うとは思えません。配属後の担当者が良い人だとしても、第一印象が大切です。
働くのはあなた自身になるので、納得できる派遣会社で働くようにしましょう。
まとめ
繰り返しますが、工場の派遣会社に悪い評判があってもあまり気にする必要はありません。
もし参考にするなら、主観で感情的な口コミは度外視して、客観的に賛否を書いている口コミを見極めましょう。
本ブログで紹介する工場系派遣会社は安全な大手企業のみ掲載しているので、会社選びに迷った際にはぜひ参考にしてください。
コメント