工場派遣の寮暮らしの実態を知りたい人はいませんか?
今回は、良かったこと、後悔したことを3工場渡り歩いた私の体験談から紹介します。
興味のある人は、ぜひ読んでみてください。

工場派遣の寮暮らしのメリット

1Rアパートで快適な一人暮らしができる
工場派遣の寮は、1Rアパートが基本です。相部屋とかではなく、一人暮らしができます。
いうなら、その辺にある一般的なアパート・コーポに住めるってことですね。
プライベートは確保できるし、かなり快適ですよ。
部屋がきれい
築年数に上下はあるものの、部屋は基本きれいです。
私自身というより、同僚も小汚い部屋に押し込まれたことはありません。
床はフローリングでトイレは水洗、風呂は別にあることが多いです。
イメージするなら、レオパレスのような感じですね。
賃貸契約ができなくても住める
工場派遣の寮は、賃貸契約が要りません。
なぜなら、派遣会社が契約している賃貸アパートに寮という名目で住めるためです。
そのため、賃貸ブラックの人でも住まいを確保することが可能。しかも、工場派遣は基本的に誰でも受かります。
今すぐ住まいを確保したい人は、ぜひおすすめです。
初期費用が不要で割安
工場派遣の寮暮らしに、初期費用は要りません。極端な話、所持金0円でも住まいを確保することが可能です。
さらに、家具家電付きでエアコン完備、派遣会社によっては最低限の調理器具まで準備してくれます。
また、寮費が割安なのもメリットといえるでしょう。一般的な家賃の10%~50%で住むことができ、安く設定してある派遣会社では1万円程度で済みます。
お金を貯めやすい環境にあるのが工場派遣です。
未払いの心配が要らない
寮費・光熱費は給料天引きです。よって、未払いの心配が要りません。
支払いを後回しにしがちな人にとっては、ありがたいですよね。
あとは、手取りを丸々使えるのもメリット。面倒な支払い計算が必要ないので、結果的に充実した生活がしやすいです。
住民票が置ける
寮はあなたの住居になるので、住民票は問答無用で置けます。
そのため、国や自治体のサポートを受けることが可能。住所不定で悩んでいた人も、不安からおさらばです。
ネカフェ暮らしやマンスリー契約では得られない大きなメリットといえます。
友達を呼んで遊ぶことも可能
派遣の寮は、友達を呼んで構いません。
派遣会社によって細かな規定はあるものの、マナーを守って生活すれば基本的に何も言われないです。
実際に、私も友達と仲良くなって宅飲みやゲームをして楽しんでいました。
カップルで同棲している人もいる
工場派遣には、派遣会社公認のカップル寮が存在します。
基本はカップルで同じ会社で働くことが前提ですが、なかには全く仕事と関係のない彼女と同棲する人も。
正直、派遣会社はさほど気にしていません。変に騒いだり迷惑をかけたりしなければ、知っていても目をつぶります。
新たに彼女ができて、寮暮らしから賃貸契約したカップルさんもいましたよ。

工場派遣の寮暮らしのデメリット

部屋が選べない
工場派遣の寮は、部屋が選べません。基本は、派遣会社が決めた寮に住むこととなります。
そのため、スタッフ間で待遇が違うことは当たり前。
当たり外れがあるのが工場派遣の寮だと思っておいてください。
集団寮の可能性あり
自動車などの大手メーカーは、集団寮の可能性があります。
集団寮とは、キッチンやトイレ風呂が共同で使用する寮のことです。
住まいの空間は一人ですが、壁が薄い仕切り程度だったり生活全般で不自由だったりします。
1Rアパートタイプがいい人は、仕事を探す際に希望条件として伝えておきましょう。
物音に悩む人もいる
集団寮もそうですが、そもそもアパートやコーポは集合住宅です。
しかも、同じ建物に住む人たちは派遣ではない一般人が大半を占めています。
そのため、物音がうるさい、生活音が気になる、夜勤明けなのに昼間生活していて眠れないといったストレスがしばしば。
「部屋を変えてほしい」と希望する人も実際にいました。
タバコの制限がある
一般的に、派遣会社の寮は喫煙不可です。ベランダや外で吸うよう指定されます。
とはいえ…吸っている人は全然います。
しかも、派遣会社は知っていても無視です。
まあ「吸ってもいいけど退去するときそれなりの費用がかかるよ」ってことでしょうね。
「吸うな」と言っても吸うのが当事者の心理なのでしょうから。
喫煙者に朗報です。会社規定で寮内禁煙となっていても、暗黙の了解で喫煙者のみ住む寮が結構存在します。
でも、壁紙の貼り替えなんかはしないので、部屋はヤニだらけですけどね。
部屋でタバコを吸いたい人は、応募時に伝えてみてください。
定期的に見回りがある
実は、派遣会社の寮は管理者が定期的に見回っています。
とはいえ、無断で入室することはありません。事前に日時指定をし、許可を得たのに部屋の状況を確認に来ます。
理由は、ゴミ屋敷や火災などのリスクがあるから。
寮として貸している以上、次を踏まえて管理するのも派遣会社の仕事です。
派遣で働いているとき、別の寮で火災がありました。原因は、揚げ物をしていて発火したからです。
そしてもう一つは同じ寮の話。ゴミ屋敷状態で、退去時に1週間ほど専門業者が立ち入っています。
当たり前に生活していれば見回りはすぐに済むので、ある程度きれいにしておきましょう。
初めての寮暮らしで後悔しないための心得

寮費は派遣先の工場で違う
工場派遣の寮費は、派遣先の工場によって違います。
【工場派遣の寮費の例】
- A工場…寮費3万、光熱費実費精算
- B工場…寮費無料、光熱費無料
- C工場…寮費1万円、光熱費定額
例え給料が高くても、寮費が高いなら稼げませんよね?
逆に、給料が安くても寮費が安ければ、大手メーカーで働くくらい稼げたりもします。
応募時の面接で希望の手取りを聞かれるので、担当者と話しながら仕事先を決めましょう。
求人情報を見て「この工場で働きたい」と応募するより、希望条件を伝えて派遣会社と働き先を一緒に探した方が効率が良いです。
隠れたメリット・デメリットが見えてくるので、ぜひ相談してみてください。
寮の条件より仕事の条件を重視せよ
正直、寮の条件はほとんど変わりません。違うのは寮費くらいで、住まいは大半がきれいな1Rアパートを用意してくれます。
でも、仕事の条件はまた別です。私が見てきた中で、寮の不満で辞めた人はいないけど、仕事が嫌で辞めた人はたくさんいました。
仕事をする以上、人間関係、職場の雰囲気、仕事のきつさ、責任など多くのストレスがあります。
一に仕事、二に寮くらいで考えておきましょう。
派遣会社は大手を選べ
派遣会社は、なるべく大手を選んでください。なぜなら、認知度の低い派遣会社は待遇が悪い可能性があるためです。
実際に、以下のようなケースが起きています。
- 寮がボロい
- 給料が他の派遣会社より安い
- 管理者が高圧的
- 職務内容が話と違う
派遣サービスの需要が高まる現代社会にも関わらず、地場の派遣会社は倒産・大手に吸収されています。
主な要因は経営不振。大手に人が集まってしまうゆえに立場が弱くなり、工場側の条件を飲まざるを得ずしわ寄せが派遣社員にきてしまうんです。
逆に、大手は業績が上がる一方。どの工場も人材不足で悩んでいるので、スタッフを多く抱えている大手を切るわけにはいきません。
そのため、大手は意外と工場側に強く出ます。そして、その強みから待遇が良いです。
給料未払いで倒産といった派遣会社も存在するくらいなので、安定を掴むなら大手が無難です。
前借りは計画的に
工場派遣のほとんどが、前借りが可能です。週払い・日払いができるので、生活に困りません。
しかし、癖になると手取りが減るのは必然です。
事実、お金にだらしない私はずっと前借りから抜け出せませんでした。
まあ、大きな要因はギャンブルなんですけどね。
でも、ギャンブルを辞めてから前借りがなくなり、時間を別に使えるようになって今があります。
どうせなら、派遣は繋ぎにして新たな幸せをつかんでください。
まとめ
今回は、工場派遣の寮暮らしのメリット・デメリットを紹介しました。
仕事もお金もないのであれば、寮付き工場派遣で立て直すのは全然アリです。
本サイトは工場派遣のリアルを紹介しているので、他の記事にもぜひ目を通してみてください。

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