工場未経験の人は、工場派遣の仕事って何となくきついってイメージありませんか?ただ現実では、工程と仕事内容で大きく違うんです。
そこで今回は、工場派遣の仕事内容についてまとめました。メリットやデメリット、仕事のきつさも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【本記事で知れること】
工場派遣とは
工場派遣とは、工場の製造業・軽作業で働く派遣のお仕事のことです。派遣の雇用期間は、以下の2つがあります。
- 同一工場で3年まで働ける有期雇用派遣
- 同じ工場で期限なく働ける無期雇用派遣
有期雇用の場合は、3ヶ月や1年といった短期派遣もあります。ただどちらにしても、同じ工場で3年までしか働けません。
一方無期雇用は、その名の通り期限なく働けます。10年でも20年でも工場が契約更新してくれる限り同じ工場で働けるので、慣れた仕事から異動しなくて済みます。
ただし、無期雇用派遣は「雇用期間を設けず契約を交わす」ことになるので、派遣会社からすると負担が大きいです。事実、工場の仕事がなくても給料が出ます。
そのため、一般的には信用を得た派遣社員としか無期雇用契約は結んでいません。
詳細については、以下の記事を参考にしてください。
工場派遣の主な作業工程
工場の仕事内容を知る前に、まずは主な作業工程の種類を知っておく必要があります。基本的には、以下の3つに分類されます。
- ライン作業
- 供給作業
- 管理作業
工場にはライン作業以外の工程もあります。それでは、見ていきましょう。
ライン作業
ライン作業とは、ベルトコンベアーや機械で流れてくる製品を複数人で完成させる流れ作業のことです。
スピードかつクオリティが求められ、1つのミスでライン全てがストップしてしまいます。そのため、神経をすり減らす作業ともいえるでしょう。
とはいえ、覚える工程は1つのみで、慣れてくれば大したことはありません。さらに、派遣に与える程度の工程なので、作業自体もそこまで難しくないです。
ただ仕事の量やきつさには差があります。配属される工程で当たり外れがあると思っておきましょう。
供給作業
供給作業とは、製造に必要な部品を供給する仕事のことです。資格取得者が行うフォークリフト作業があれば、台車で運搬する作業もあります。
フォークリフト以外は未経験者でもできる簡単な作業ですが、部品の供給が遅れると製造がストップしてしまいます。
さらに、間違った部品を運搬すると、似たパーツだった場合誤った製品が市場に出かねません。部品の種類が多いほど仕分けが大変になるので、覚えることは意外とあります。
管理作業
管理作業とは、順調にラインが動いているか、品質に問題ないか管理する仕事です。また、不具合が起きた工程をチェックしたりします。
どちらかというと、身体的より精神的負担が大きい仕事ですね。生産が遅れたり品質の悪い製品が市場に出たりすると、管理者の責任となってしまいます。
また、任せられた管理工程で機械エラーやミスが多い場合、中間管理職として板挟みです。
一方で、不具合なく順調な時は見守るだけなので、状況によって忙しさが変わる仕事といえるでしょう。
工場派遣の仕事内容10選
次は、実際に作業する仕事内容を紹介します。主な仕事内容は、以下の通りです。
- 組立・組付
- 加工
- 溶接
- 塗装
- 仕分け・梱包
- 検査
- ピッキング
- オペレーター
- フォークリフト
- 設備管理・メンテナンス
実際に働いてみないと全貌は見えませんが、仕事選びの参考にはなるはずです。
向き不向きと相談しながら、求人紹介の際に希望を伝えましょう。
組立・組付
組立・組付とは、ボルトやネジで製品を組み立てる作業です。また、部品を製品にはめ付ける作業などもあります。
工程によっては電動工具を用いるので、多少の慣れは必要です。さらに、大きな部品を扱う工程があれば、大量な箇所を締め付ける作業も存在します。
ライン作業に多く、男性作業員が中心となっています。
加工
加工とは、製品に使う材料を図面通りの大きさに切断・研磨する仕事です。また、食品工場では食材をカットしたり調理したりします。
基本は機械を使うので、使用方法を覚えなければなりません。さらに、セッティングする際に力が必要なケースもあります。
一見大変そうに聞こえますが、機械化が進んでいる工場だとセッティングのみで完了します。
溶接
その名の通り、材料や製品を溶接する作業のことです。溶接に関しては、無資格の派遣社員に工程を任せることはありません。
有資格者かつ溶接工経験者のみ与えらえる仕事なので、未経験から工場派遣に挑戦する人は携わることがない工程です。
塗装
塗装とは、製品に塗装する工程です。機械で自動塗装する現場があれば、ガンを使って手動塗装する工場もあります。
また、色ムラにタッチアップ塗装する手直し工程、下塗り・シーラー・本塗装で分担されたりします。
機械に製品をセッティングするだけの工程もあるので、工場によって作業内容は大きく変わると考えておきましょう。
仕分け・梱包
仕分け・梱包は、完成した製品を段ボールに詰めたり出荷先ごとに仕分けしたりする仕事です。
難しい仕事ではありませんが、ラッピングや傷なく製品を箱詰めするなど神経を使う部分も多いです。
女性やシニア層に多い仕事といえますね。
検査
検査とは、製品に不具合がないかチェックする仕事です。工場では、主に3種類の検査業務があります。
- 入荷時の部品・材料をチェックする「受入検査」
- 製造途中の製品をチェックする「工程検査」
- 完成品をチェックする「最終検査」
どの検査工程も重要な業務で、不具合を見逃すと工場は大損害を生じてしまいます。
神経を使う作業とはいえ、身体的負担は少ないことから、男性女性の両方が活躍している工程の1つです。
ピッキング
ピッキングとは、工場の棚や材料置き場から部品・材料を集めて供給する仕事です。指示書や報告書に沿って不備なく作業しなければなりません。
一般的には台車を使うケースが多いですが、工場によっては自動カートを用いる場合もあります。
立ち仕事が中心となり体力が必要であるものの、誰でもできる仕事で覚えるハードルは低いです。
オペレーター
オペレーターとは、機械を操作したり管理したりする作業員を指します。
稼働と終業時のOnOffはもちろん、機械に不具合が生じた際の直す作業、正常に動作しているかの確認作業まで行います。
そのため、覚えることは多いですね。とはいえ、基本的には各工場マニュアルや作業手順書が用意されているので、慣れてくれば楽な仕事ともいわれています。
フォークリフト
フォークリフトは、その名の通りフォークリフトを操作して搬入・搬出を行う仕事です。資格が必要となり、誰でもできる仕事ではありません。
工場によっては、材料の整理や並び替えの細部を手作業で行う必要があり、体力も若干使います。
設備管理・メンテナンス
設備管理とは、生産工程の設備や工場全体に不具合・劣化がないか管理する仕事です。メンテナンスとあるように、保守・維持・点検も作業の一環です。
もし設備に不備があれば、生産ロスだけでなく重大な人災になりかねません。そのため、管理者として工場の責任を担う工程ともいえます。
工場派遣で働く7つのメリット
上記の仕事内容を見て「自分にできるかな」「覚えることが多そう…」と不安を抱いた人もいるのではないでしょうか?
ただ、工場派遣の離職率って約1割に過ぎないんです。要は、意外と難しい仕事ではなく、働き続けるメリットがあるってことです。
工場派遣のメリットは、以下になります。
- 未経験・資格なしで働ける
- 時給が高い
- 責任ある工程には基本配属されない
- 誰でもできる作業がほとんど
- 寮付き求人がある
- 週払い・日払いが可能
- 次の仕事に繋げやすい
それでは、見ていきましょう。
未経験・資格なしで働ける
工場派遣のメリットは、未経験・資格不要で働けることです。どの派遣会社も、未経験率が70~80%と高いパーセンテージを誇ります。
最大の要因は、工場の仕事は慣れで習得できるからでしょう。身体が自然と覚えていくので、経験がなくとも問題ありません。
派遣の仕事で多い事務や営業なんかは、どうしても経験が必要ですからね。スキルに加えて知識の向上も必要なので、経験者や有資格者が優遇されやすいです。
学歴・職歴が関係ないのはもちろん、無職からでもすぐに働ける雇用ハードルが低いお仕事です。
時給が高い
工場派遣を選ぶ人が多い理由に、時給が高いことがあります。求人ボックスによるライン作業の派遣平均時給は1,317円と、実際に高いです。
上記の時給でシミュレーションすると、1日8時間勤務で10,536円、月22日勤務で月給231,792円となります。
ここから残業や深夜手当もあるんで、月25万円は固いです。社会保険料を控除されても手取り約20万円残ります。
未経験から年収300万円確保できるって大きいと思いませんか?経験が必要な一般事務は派遣平均時給1,094円(参考:求人ボックス)なので、工場派遣は稼げる仕事といえます。
責任ある工程には基本配属されない
仕事内容を見て不安になった人もいるかと思いますが、基本的に派遣に責任ある工程を任せません。責任ある工程は、正社員もしくは経験豊富な派遣社員が担う仕事です。
工場からすると、未経験の派遣に責任を負わすのはリスクが高いですからね。
何でもやらせるわけじゃないので、その点は心配しなくて良いでしょう。
誰でもできる作業がほとんど
上記の続きですが、未経験派遣が担う工程は誰でもできる作業がほとんどです。要するに、単純作業が中心ってことですね。
配属された後は、1つの工程を覚えて繰り返すのみです。工場の工程は莫大な数あるので、複数の工程を覚えさせるようなことはほぼありません。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、一般的には1~3ヶ月程度で習得できる仕事ばかりです。
軽作業なんかは2~3日で習得できる人もいます。
寮付き求人がある
工場系の派遣会社のほとんどが、寮を準備しています。さらに、敷金礼金不要、家具家電付きが基本です。
そのため、初期費用が要りません。寮のタイプは派遣会社契約の賃貸1Rアパートが中心で、プライベートがかなり充実します。
なかには、寮費や光熱費無料の求人もあります。赴任費用も出るので、遠方への出稼ぎや住む場所に困っている人には大きなメリットといえるでしょう。
週払い・日払いが可能
派遣会社によっては、週払い・日払いができるケースがあります。働いてすぐ給料が貰えるのはありがたいですよね。
全額支給ではなく働いた分の3~5割程度が多いですが、スマホ完結で申請後すぐ振り込んでくれます。
現在お金がなくて困っている人は、週払い・日払いをしたい旨を伝えておきましょう。
次の仕事に繋げやすい
工場派遣は、次の仕事に繋げやすいです。その理由は、以下の通りです。
- 契約制で辞めやすい
- 休日が定期的で転職活動・スキルアップの時間が取りやすい
- 有給休暇が取れる
- 終業後の見えない残業となる在宅ワークがない
- 一定の収入があって自己投資に稼ぎを充てられる
余談ですが、私は土日の休みを使ってPCスクールに通いました。仕事終わりにも2~3時間学習し、スキルがある程度習得したころに副業にも挑戦したんです。
3ヶ月更新の3年有期雇用で契約していたんですが、副業の収入と貯蓄で次のステップに進めると踏んで、2年で派遣を辞めました。
私の他にも、介護の資格を取得した人や簿記の資格を取って転職した人だっています。
プライベートが充実しやすいので、この機会に次のステップに挑戦するのも良いでしょう。
工場派遣で働く3つのデメリット
メリットが多い工場派遣ですが、もちろんデメリットもあります。耐えられない条件なら、無理に働かないのも方法の1つです。
工場派遣のデメリットは、以下の通りです。
- 仕事がきつい
- 評価制度が乏しく昇給・ボーナスがない
- 派遣を下に見る社員もいる
それぞれについて、詳しく解説します。
仕事がきつい
工場の仕事はきついです。もちろん楽な工程もありますが、立ちっぱなしや目視を続けるのって意外としんどい作業です。
また、夜勤・残業がある工場だと、より顕著になりますね。生活スタイルに乱れが生じるので。
未経験から高い時給を貰えるということは、それなりにきついことはあるって考えておきましょう。
といいますが、私はそんなにきついとは感じませんでした。仕事と割り切れるなら精神的苦痛が少ないし、ラクな仕事だと思います。
評価制度が乏しく昇給・ボーナスがない
派遣には、昇給・ボーナス・退職金がありません。スタート時から給料が変わらず、働いた時間分だけ還元されます。
10年後も同じ給料って考えるとしんどいですよね。しかも収める年金が多くないんで、老後の蓄えとしても不安があります。
ただし、短期的に見ると稼げる仕事です。なかには祝い金が貰える仕事もあり、給料と別に10万円~100万円貰えたりします。
私の持論ですが「工場派遣は短期的に稼ぐ仕事、そして将来に繋げる」ことをおすすめします。
派遣を下に見る社員もいる
工場の社員のなかには、派遣を下に見る人もいます。例えば、以下のようなケース。
- 強く当たる
- 年齢問わず派遣にはタメ口で話す
- 社員同士と明らかに接し方が違う
「派遣のくせに」なんてことを言う社員さんは見たことありませんが、接し方に差がある人は少なからずいます。
また、パワハラも実際に目の当たりにしました。
とはいえ、派遣を雇用しないと工場の仕事が成り立たないのも事実です。上層部や一般的な社員さんはは派遣を大事にするので、見下すのはそもそも人間性に問題を抱えた人です。
トラブルが生じた際には、すぐに派遣会社の担当に伝えましょう。あなたの強い味方として工場と闘ってくれます。
工場勤務に向いている人の5つの特徴
工場派遣に向いている人の特徴は、以下の通りです。
- 体力に自信がある
- 地道な作業が苦にならない
- 短期間で稼ぎたい
- モノづくりが好き・得意
- 安定した収入がほしい主婦・ママさん
全てに当てはまる必要はありません。どれか1つでも当てはまれば、楽しく働ける要素に変わります。
それでは、見ていきましょう。
体力に自信がある
1つ目は、体力に自信があることです。8時間立ちっぱなしや作業を続けるのって意外としんどいですからね。
さらに、疲労で休憩したくても自由に休めないし、眠くなっても作業を続けなくてはなりません。
工程できつさが変わるとはいえ、工場の仕事は身体が資本であることを踏まえておきましょう。
地道な作業が苦にならない
意外と重要なのが、地道な作業が苦にならないことです。同じ作業の繰り返しで飽きやすいのも理由の1つですが、時間がとにかく長く感じます。
しかも、仕事を習得してしまうと新たな仕事を覚えることがありません。結果、刺激がなくやりがいが感じなくなってしまうんです。
工場派遣の仕事は、給料を貰うだけの作業と割り切れる人が向いています。
短期間で稼ぎたい
工場派遣は、短期間で稼ぎたい人におすすめです。なぜなら、高時給かつ高額な祝い金が貰える仕事もあるからです。
私は大手メーカーで働いたんですが、給料+祝い金60万円で年収400万円を超えました。日本の平均時給より安いとはいえ、未経験からの仕事と考えると十分な金額です。
ただし、祝い金が貰える1年目以降は一気に月給が下がりました。長期的に稼げる仕事ではないので、短期間で貯蓄をしたい人に向いています。
モノづくりが好き・得意
工場は製造現場なので、モノづくりが好き・得意なのも大切です。梱包やピッキングなんかはあまり関係ありませんが、好きに越したことはありません。
製造過程を知ること、携わった製品を市場で見れることも楽しみに変わるので、何かしらの興味がある方が苦痛なく働けます。
安定した収入がほしい主婦・ママさん
安定した収入がほしい主婦やママさんは、工場派遣をかなりおすすめします。その理由は、育休・産休が取りやすく、不自由ない収入が得られるからです。
現代では、各工場でコンプライアンスを重要視しており、働く女性を強く支援しています。急な子どもの看病や女性の体調不良にも寛大です。
実際に、私が働く工場では女性の派遣社員が7割を占めていました。20代30代の若い女性もいれば、40代50代で10年以上働く主婦・ママさんも多かったです。
女性が多い現場だと、和気あいあいと仲良く働ける雰囲気にあるので、求人紹介時に希望を伝えてみると良いでしょう。
工場勤務に向かない人の3つの特徴
工場派遣に向かない人の特徴は、以下の通りです。
- 管理されるのが嫌な人
- 一生の仕事に就きたい人
- 暑い・寒い環境で働きたくない人
それぞれについて、以下で解説します。
管理されるのが嫌な人
特に向いていないのが、管理されるのが嫌な人です。なぜなら、工場派遣は派遣会社と工場の管理下に置かれるからです。
特に、派遣はバックレる人もいますからね。また、無断欠勤や遅刻を繰り返す人も少なからずいます。
一部の社会人マナーが欠けた人のせいですが「こんなことまで報告しないといけないの?」ということまで聞かれたりします。
例えば、年末年始やお盆の長期休暇の予定とか、体調管理の連絡とか。
逐一の報連相がどうしても耐えられない人は、工場派遣にはあまり向いてません。
とはいえ、プライベートの詳細まで聞かれることはありません。あくまで勤務に支障でない程度の簡易的な報告・連絡のみです。
一生の仕事に就きたい人
今回の仕事を手に職にしたい人も正直おすすめしません。なぜなら、派遣から工場の正社員にキャリアアップできる可能性は限りなく低いからです。
そもそも、工場が直接雇用を少なくしているのには理由があります。正社員雇用すると、経営不振でも解雇が難しいのが大きな要因です。
もし直接雇用を目指すなら「紹介予定派遣」で仕事を探しましょう。直接雇用を前提に派遣として契約してくれるので、正社員率がアップします。
暑い・寒い環境で働きたくない人
工場には、暑い・寒いといった環境的苦痛があります。空調完備の工場があるとはいえ、製品・設備の関係上適温であるとは限りません。
さらに、動きっぱなしなら暑くなるし、手作業のみなら寒くなります。工程によって作業量が違うので、空調完備の現場が必ずしも快適だと思いすぎないようにしましょう。
【体験談】3工場で配属された工程
ここでは、私が実際に働いた工程について軽く紹介します。詳細は秘密保持契約書の関係上触れられませんが、今後の参考にしてください。
1社目:塗装
1社目は、パーツの塗装工程でした。塗装自体は機械が行うので、私がするのは指示書通りに複数あるパーツを器具にセッティングするのみです。
身体を動かし、ひたすらセットする。ライン作業でスピードを求められましたが、単純作業で覚えるのに1週間もかかりませんでした。
2社目:組立
次は、ライン作業の組立工程です。電動インパクトでボルトを締め、組み上げた製品をセットするまでが与えられた作業でした。
3社経験したなかで、1番きつかったです。休憩以外は絶え間なく動く必要があったのが大きな要因ですが、製造ノルマがあって残業過多になったのも理由としてありますね。
でも、覚えるハードルはこちらも低く、1ヶ月程度で習得しました。
3社目:オペレーター
最後は、オペレーターです。希望したわけじゃなかったんですが、工場経験があったからか配属されました。
覚えることは多かったものの、身体的負担は1番ラクでしたね。時給はそれなりに高いし、不具合なければ見守るだけ。
派遣として与えられたオペレーター業務を習得するまで3ヶ月くらいかかりましたが、社員さんのサポートもあってやりやすい環境で仕事ができました。
工場派遣の仕事内容によくある質問
- Q夜勤や残業ってあるの?
- A
働く工場によりますが、基本は夜勤・残業がある工場が多いです。
ただし、日勤のみや定時で終わる工場もあるので、希望があればあらかじめ伝えておきましょう。
- Q夜勤はきついって本当?
- A
慣れるまではきついです。
睡眠時間が外の明るい日中になるので、なかなか熟睡できません。また、人間の仕組み上、眠りが浅くなってしまいます。
特に、日勤夜勤の交代勤務だと、生活が不規則になって身体的疲労が癒しにくいです。
人によって感じるきつさが違うので、どうしても無理な場合は早めに派遣会社に伝えましょう。
- Q仕事内容は選べる?
- A
大まかには選べます。
ただし、詳細については工場の人手によりけりです。私の実体験ですが、組立を選んだのに塗装になる人もいました。
とはいえ、軽作業である梱包を選んできつい製造工程に配属されることはありません。
経験者だと希望に沿った仕事へ優遇されますが、未経験者はどうしても工場の都合になってしまいます。
仕事内容に関して譲れない条件がある場合は、先に伝えておきましょう。条件がマッチするまで、派遣会社が探してくれます。
- Q製造業と軽作業の違いは?
- A
製造業は「製造に関わる作業」で軽作業は「負荷が軽い簡単作業」です。
製造業は幅広い作業を指すので、きつい仕事もあるし比較的ラクな作業もあります。一方で、軽作業は梱包・ピッキングなど、倉庫・物流でも携わる作業となります。
とはいえ、軽作業でも重量物に関わる可能性があります。必ずしもラクとは限らないので、仕事内容はしっかりと聞いておきましょう。
- Qおすすめの派遣会社はどこ?
- A
トヨタや日産など大手メーカーで働きたいなら日総工産、製造業・軽作業で幅広く仕事を探したいならランスタッドです。
基本的には、製造業に特化した派遣会社がおすすめですね。求人数が多く、担当者・管理者が工場のイロハを理解しているので。
ただし、年代や性別によっておすすめの派遣会社は変わってきます。詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
- Q女性はどんな仕事をするの?
- A
女性に特化した工程に配属されるケースが多いです。
工場も男性と女性で得意な仕事が違うのは把握しています。基本的には、重量物を運ぶような無理な仕事に配属させません。
女性活躍中の仕事も多いので、安心してご応募ください。
まとめ
今回は、工場派遣の仕事内容について紹介してきました。
多くの仕事内容がありますが、覚えるハードルは高くありません。実際に、仕事が難しくて辞める人はほとんどいませんでした。
一方で、仕事がきつい・合わないことで辞める人はいました。工程によって当たり外れがあること、合う合わないはあるってことですね。
工場派遣でストレスなく働くには、仕事内容はかなり重要です。妥協をせず、応募時に希望条件は細かに伝えましょう。
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