「タトゥーはオシャレの一部」と捉える人が増えてきた現代社会ですが、否定の声はまだ多いです。
そのため、タトゥーありでも働ける職場を探している人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、タトゥーを入れている人が工場派遣で働けるのか実態を解説します。
解雇リスクについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【本記事で知れること】
【結論】タトゥーありでも働ける工場はある
結論からいうと、タトゥーが入っていても働ける工場はあります。実際に「タトゥーOK」と明記されている工場の求人は少なくありません。
また、接客業や営業職に比べると、工場はタトゥーに寛容です。
働けるチャンスは全然あるので、チャレンジする価値は高いでしょう。
タトゥーの受け入れ事情
タトゥーありで働けるかは、受け入れ側である工場・派遣会社次第です。
受け入れ事情を理解し、転職活動に活かしていきましょう。
積極的に受け入れているわけではない
そもそも、タトゥーありの人を積極的に受け入れているわけではありません。あくまで「入れていてもOKだよ」って意味です。
そのため、応募者が持つ適正が同じなら、ふるいにかけられ落とされることも十分にあり得ます。
タトゥーなしの人よりマイナスイメージを持たれる可能性が高いと考えておきましょう。
経験者はタトゥーのマイナスイメージを持たれない可能性がある
工場経験者なら、即戦力としてタトゥーのマイナスイメージを持たれない可能性があります。特に、勤続年数が長いほど顕著といえるでしょう。
また、未経験からの挑戦でも、真面目な人だと判断される職歴・経験年数があると良いですね。
タトゥーは「怖い人」「ヤンチャな人」という固定観念はいまだに残っているので、払拭する強みがあると採用されやすいです。
目立つ場所のタトゥーは厳しい
顔や首など目立つ場所にタトゥーがあると「タトゥーOK」の求人でも受け入れが厳しいかもしれません。
要は、何でもOKではないってことですね。許容範囲は各工場で異なるので、あらかじめ確認しておいた方がよさそうです。
派遣会社によっては登録すらできない
派遣会社によっては、小さなタトゥーでも登録すらできない可能性があります。こればかりは、会社規約として仕方ありません。
とはいえ、全ての派遣会社がNGというわけではありません。ワンポイントや作業服で隠れる範囲ならOKという派遣会社もたくさんあります。
工場に直接雇用はタトゥーの有無に関わらずハードルが高いので、まずは派遣会社に相談してみてください。
タトゥーの解雇リスク
これから働くうえで心配なのは、タトゥーによる解雇リスクでしょう。
「応募時に隠しておこう」「聞かれない限り黙っておこう」と考える人もいるかもしれないので、以下をご覧になって判断してください。
タトゥーを解雇理由にはできない
原則として、タトゥーを理由に解雇することはできません。
労働法にタトゥー・入れ墨に関する記載がない以上、就労後にバレても工場・派遣会社はクビにできないんです。
「じゃあ安心じゃん」と思うかもしれませんが、そんな甘い話ではありません。次の章を見ていきましょう。
就業規則に記載があると退職推奨される
就業規則に「タトゥーは懲戒解雇」と記載されていると、会社の規約に沿って自己退職を推奨されます。
要するに「あなたの自己判断という形で辞める手続きを進めてください」という感じですね。
とはいえ、就業規則より労働法の効力の方が強いので、すぐに従わなくても懲戒解雇にはできません。
でも、工場はタトゥーが業務に支障をきたすとして配置転換することは可能です。また、派遣会社だと契約を更新せずに俗にいう「派遣切り」の可能性が出てきます。
懲戒解雇はできなくても、成績不良や規律違反などの普通解雇はできるので、最終的には隠して働いた側が不利になる可能性が高いです。
タトゥーを隠して入社すると虚偽申告で解雇
タトゥーを隠して入社するのは虚偽申告です。面談時にタトゥーの有無を聞かれたなら、嘘をついてはいけません。
虚偽申告は民事上の罪に問われるので、最悪のケースでは罰金の支払い義務まで生じます。
リスクしかないので、タトゥーを入れている人は必ず伝えるようにしましょう。
工場にタトゥーがバレる理由
どうにかタトゥーを隠して働きたいと思う人もいるかもしれませんが、基本的に必ずバレます。
その理由&場面は以下の4つです。
- 着替え
- 見える位置にタトゥーがある
- 作業服が薄くて透ける
- 健康診断
それでは、見ていきましょう。
着替え
最もバレる可能性が高いのは着替えです。更衣室は共同スペースなので、どこで誰が見ているかわかりません。
実際に「上着を脱ぐ際に隙間からはみ出る」「サポーターがずれているのに気付かなかった」なんてこともあるでしょう。
常に気を張っておくのは難しいことなので、ふとした瞬間にバレてしまったという人は多いです。
見える位置にタトゥーがある
首や顔など見える位置にタトゥーがあるとほぼバレます。何かしらごまかす方法はありますが、どちらにせよ時間の問題です。
また、不自然に隠しすぎた結果「タトゥーあるんじゃない?」と注目を浴びることもあるので、隠すのは不可能と考えておきましょう。
作業服が薄くて透ける
作業服が薄いと、汗で透けてバレることがあります。夏場は特に注意ですが、作業量が多いと寒い時期でも汗をかきますからね。
また「水がかかった」「雨が急遽降ってきた」など、いつどこで思いもしないトラブルが発生するかわかりません。
透けた時にプライベートで会うことだってあるので、どこでも厚着をすると考えるとかなり大変ですよね。
健康診断
意外と多いのが、健康診断です。医師が「あの人タトゥーあったよ」と申告することはないにしても、工場や派遣は集団健康診断がほとんどです。
そのため、採決の際や体重測定で着衣物を脱ぐ際など、部位によってはバレる可能性が出てきます。
タトゥーありの人が工場で働く方法
タトゥーありの人が工場で働く方法を紹介します。主に、以下の2つがあります。
- タトゥーOKの求人を探す
- 派遣会社に相談する
求人数は限られるものの、工場は高時給のお仕事が多いです。それぞれについて、解説していきます。
タトゥーOKの求人を探す
まずは、工場の求人サイトでタトゥーOKの仕事を探してみましょう。
求人サイト内の「こだわり検索」「検索ワード」に「タトゥー」と入力すると、絞り込んで探してくれます。
どの求人サイトも随時更新されているので、定期的に覗いてみてください。
派遣会社に相談する
タトゥーOKの仕事を探すなら、派遣会社に相談するのが手っ取り早いです。
今の条件で仕事があるなら条件提示と併せて応募まで済ませてくれるし、もし仕事がないなら断られるだけの話です。
偏見なく柔軟に対応してくれる派遣会社も多いので、いろいろあたってみてください。
まとめ:タトゥーOKの求人はあるので必ず申告しよう
最後になりますが、タトゥーを入れている人は必ず申告しましょう。
解雇リスクや虚偽申告による民事訴訟リスクがあるので、隠すことにメリットはありません。
タトゥーOKの求人を探せば、あなたにあったお仕事はいずれ見つかります。根気強くチェックしていきましょう。
コメント