ネカフェ暮らしの費用は月いくら?経験者が語るやめとけと断言する理由

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  • ネカフェ暮らしってどのくらいかかる?
  • ネカフェ暮らしのデメリットは?
  • ネカフェ難民から抜け出す方法は?

仕事と住まいがなくなり、真っ先に思いつくのが「ネカフェ暮らし」。

結論から言いますが、ネカフェ暮らしは必ず詰みます。一度足を踏み入れると、負のスパイラルに陥って抜け出せません。

本記事では、ネカフェ暮らしにかかる費用とデメリットを紹介します。

ネカフェ暮らしを検討している人は、一度読んでみてください。

やなし
やなし

ネカフェ暮らしの経験談も併せて紹介します。

【本記事で知れること】

  • ネカフェ暮らしにかかる費用
  • ネカフェ暮らしのデメリットとメリット
  • ネカフェ難民から抜け出す方法
  • 所持金0円から仕事・住まいを見つける方法
  • ネカフェ難民におすすめの求人サイト

ネカフェ暮らしにかかる費用

ネカフェ暮らしにかかる費用

まずは、ネカフェ暮らしにかかる費用を見ていきましょう。ネカフェ暮らしで必要な経費は、以下の通りです。

  • ネカフェの利用料金
  • 食費
  • 洗濯費
  • 日用品の購入費
  • 移動費・交通費
  • シャワー

費用相場を、それぞれ紹介します。

ネカフェの費用相場

まずは、ネットカフェの大手「快活クラブ」の費用相場

料金パック飲み放題カフェ(椅子とテーブルのみ)ブース(筒抜け個室)鍵付き個室
3時間パック650円1,100円1,420円
6時間パック1,050円1,980円2,570円
9時間パック1,380円2,640円3,430円
12時間パック1,640円3,190円4,150円
15時間パック2,040円3,960円5,170円
18時間パック2,400円4,730円5,990円
21時間パック2,700円5,060円6,680円
24時間パック2,820円5,290円6,880円
ナイト8時間パック(18時~5時入店)1,050円2,000円2,570円
引用:快活club八王子大和田店(2025年6月現在)

夜間睡眠だけで利用するなら、1日8時間で月60,000円。節約で椅子テーブルのみの飲み放題カフェを月半分挟んでも、45,000円かかります。

ちなみに、格安のネカフェでも費用相場は2,000円程度。快活クラブとほとんど変わりません。

寝る場所を確保するだけで、1Rの賃貸アパートの倍かかると思っておいてよいでしょう。

人が自宅で過ごす平均時間は15時間といわれています。

家と同じ快適さを求めるなら月120,000夜間利用の合間に昼間・延長を挟む場合は月80,000円~100,000円が相場です。

食事の費用相場

毎食カップ麺で済ませるなら、3食で400円程度です。月換算なら12,000円で済みます。

しかし、カップ麺だけで体が持つ前提の話です。

栄養の偏りから、タンパク質や糖質、ビタミンを欲しがるのが人間の体です。そして、水分がどうしても必要になる。

総菜を買うなら、割引価格でも200円~300円程度かかります。ご飯、水分補給まで考えると、最低1日1,000円くらいは必要です。

自炊ができないので、軽い気持ちで肉・魚は食べられません。お米を炊くこともできないことから、食はかなり制限されると考えておいてください。

自由な食事はストレス発散へとつながります。逆を言えば、食の制限はストレスが蓄積されていくってことです。

「食べちゃいけない」という心理が芽生えるほど、食への欲求は強まります。

洗濯にかかる費用

ネカフェのコインランドリーは1回200円~300円かかります。

さらに、干す場所がないことから、乾燥まで含めると1回500円程度。週に1回の洗濯でも、月2,000円は必要です。

収入が限られ貯蓄が減る一方の中、ちょっとした支出が生活に大きく響いてきます。

日用品にかかる費用

シャンプーや衣類にこだわりがないなら、日用品でかかる費用はほとんどありません。

ティッシュやトイレットペーパー、歯ブラシは基本完備されているので、あまり心配はいらないでしょう。

とはいえ、散髪や病院などに行くなら、一気に数千円は飛びます。当たり前のことができないストレスは、当初考えているより大きな負担です。

移動費・交通費

ネカフェ暮らしをしながらバイト・仕事をするなら、交通費が必要になります。

1日500円と仮定した場合、20日で10,000円です。自家用車を保有しているなら、駐車場代とガソリン代までかかってきます。

普段は気にならない移動費・交通費ですが、ネカフェ暮らしになるとバカになりません。

シャワーは基本無料

ネカフェのシャワーは基本無料です。有料でも、200円程度あればシャワーを利用できます。

しかし、毎回タオルを準備しなければならない。レンタルは費用がかかるので、タオル持参ならシャワー後に干したり洗濯したりが必要になるわけです。

費用以外のストレスもかかってくると考えておいてください。

ネカフェ暮らしに潜むデメリット

ネカフェ暮らしに潜むデメリット

ネカフェ暮らしには、数多くのデメリットが存在します。おすすめしない理由は、以下の通りです。

  • 日中の居場所がない
  • 住民票に困る
  • 仕事・バイトが見つからない
  • 郵便物が受け取れない
  • 荷物の置き場所に困る
  • 自炊ができない
  • 満足な睡眠が取れない
  • 賃貸契約ができなくなる
  • 【末路】生活と金銭面のストレスで最終的に詰む

ネカフェ暮らしを迷っている人は、必ず目を通しておいてください。

日中の居場所がない

ネカフェ暮らしになると、日中の居場所がなくなります。なぜなら、睡眠以外もネカフェに滞在すると月10万円を軽く超えてしまうためです。

おそらくですが、ネカフェ暮らしを検討している人はマクドナルドやカフェで時間を潰そうと考えているでしょう。

しかし、現実は厳しいです。

たとえ数百円で滞在できても、数時間は椅子に座ったまま横にもなれない軽く仮眠しようなんてするなら、現代社会の風習から追い出されることだってあります。

そうなると、どうしても快適な居場所が欲しくなる。結果、少し高くても「ネカフェを利用しよう」という心理に陥ってしまうわけです。

最悪外で寝れるくらいの覚悟がないと、ネカフェ暮らしは厳しいと思っておいてください。

人は1日の大半を家で過ごしている

そもそも、人が家で過ごす時間の平均って「平日15時間」「休日17時間」くらいあるんですよね。


社会人のタイムスケジュール

ネカフェのナイトパック平均は8時間。朝6時起床なら、前日22時の入店です。

仕事後の疲れた体で、22時まで外で過ごせますか?

スマホを見ながらゴロゴロ、昼寝・仮眠ができない生活に耐えられますか?

睡眠以外の空白の7時間。当たり前の生活ができないのは本当にしんどいです。

住民票に困る

ネカフェ暮らしは、住所不定の状態です。当然ながら、ネカフェで住所登録はできません

住民票の選択肢は、主に2つ。

  • 前住所に住民票を置いたままにする
  • 申請に訪れた「役所」に住民票を置いてもらう

現代社会は、マイナンバーで管理されています。多くのデメリットを生じることを肝に銘じておいてください。

仕事・バイトが見つからない

ネカフェ暮らしは、仕事・バイトが限られます。なぜなら、住所不定の人を雇用する企業は基本ないからです。

働けるとすれば、単発バイトや日雇いの仕事くらいでしょう。でも、単発バイトじゃ1日1万円程度しか稼げず、その日暮らしになってしまう。

現実、月10万円くらいが限界でしょうね。

働ける健康状態があるなら、早いとこ住み込みの仕事を探すのが賢明です。

郵便物が受け取れない

住民票の置き場がないことから、郵便物が受け取れなくなります

手続きをすれば一時的に郵便局で保管してくれるものの、その都度受け取りに出向かなければなりません。

住まい・仕事・お金がない中、見たくもない税金や保険料の郵便物を受け取りに行きたいですか?

嫌なことは後回しにする人間の性。結果的に滞納してしまい負のループへと陥ってしまいます。

荷物の置き場所に困る

意外と困るのが、荷物の置き場所。トランクルームは1畳で約10,000円、2畳以上は30,000円以上かかるので、生活家電は捨てるしかないと思っておいてください。

そして、今後の生活に必要な衣類関係。コインロッカーを借りるのもバカにならないので、日々持ち歩かなければなりません。

仕事をしながら出歩くなら、リュック1つ分の荷物しか持てないのが現実です。

自炊ができない

ネカフェ暮らしは、当然ながら買い食いしかできません。自炊ができないことから、食費は考えている倍以上かかります

まず、お米を炊けないですからね。パスタやうどんなどで代用したくても、茹でることすらできない。

そして、肉・魚・野菜は総菜しかないので、外食とほぼ変わらない値段になります。

「お腹いっぱい食べたい!」と思ったときに、生鮮食品の安さにびっくりしますよ。そして、加工食品の高さにも。

満足な睡眠が取れない

ネカフェ暮らしになると、満足な睡眠が取れなくなります。なぜなら、8時間という滞在時間で睡眠を確保しなければならないからです。

まずはシャワー。疲れた体を癒すために汗を流したいところですが、先客がいれば待たなければならない。

そして、すぐにシャワーを利用できても次は洗濯が必要になる。乾燥も必要なので、洗濯機が終えるまで待たなくてはならない。

続いて解放感。16時間という外での生活を我慢していたことで、横になれるだけで幸せ。

ゴロゴロしながらスマホを扱っていると、1時間~2時間なんてあっという間に終わります。

最後に寝苦しさ。ネカフェなんていびきや話し声は当たり前。加えて、布団はなく固い床・ソファーで眠らなければならない。

結論、たった8時間で満足な睡眠は取れないですね。

家で過ごす15時間を約半分に凝縮して終えなければならないので、必然的に「もう少し滞在したい」の心理が芽生えてきます。

賃貸契約ができなくなる

隠れたデメリットですが、一度ネカフェ暮らしをすると賃貸契約が厳しくなると考えておいてください。

そもそも、ネカフェ暮らしに至る理由は「定職に就けないから」に該当する人がほとんどかと。

仮に借金がなくても、仕事をしてない人と賃貸契約は結びません。たとえ貯蓄があっても難しいです。

ネカフェ暮らしに足を踏み入れた時点で、住まいの選択肢が一気に狭まります。

【末路】生活と金銭面のストレスで最終的に詰む

生活面のデメリットと金銭面のストレスから、最終的に詰みます

そして「お金がある内から動いておけばよかった」と後悔に至るわけです。

正直、ネカフェ暮らしなんて無駄な時間でしかないですよ。

得られるものなんて苦労を耐え抜いた経験くらいしかありませんから。

ネカフェ暮らしをしながら生活を立て直すなんて無理と思っておいてください。

ネカフェ暮らしのメリット

ネカフェ暮らしのメリット

ネカフェ暮らしにメリットはありません

強いて言うなら、短期的な解放感を得られることくらいでしょうか。とはいえ、解放感を得られるだけで自由を得られるわけではない。

お金が尽きればできることが限られていきますからね。

突発的な理由で短期的な利用じゃない限り、ネカフェ暮らしにはデメリットしかありません。

ネカフェ暮らしを抜け出す方法

ネカフェ暮らしから抜け出す方法

ネカフェ暮らしを抜け出す方法は、以下の通りです。

  • 寮付き・住み込みの仕事を探す
  • 生活保護の申請をする
  • シェアハウスを利用する

あなたに合った選択肢を見つけていきましょう。

寮付き・住み込みの仕事を探す

一番のおすすめは、寮付き・住み込みの仕事を探すことです。

【寮付き仕事のメリット】

  • 家具家電付きの住まいが確保できる
  • 初期費用+赴任費用がかからない求人多数
  • 安定した収入を得られる
  • 住民票や郵便物で困らない
  • 1Rアパートで快適な一人暮らしができる

特におすすめなのが、派遣のお仕事。上記すべてのメリットを得られ、安定した正規の仕事に就けます。

一方で、簡易宿泊所と現場を行き来する日雇い労働はあまりおすすめできません

「ドヤ街」という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、割に合わない賃金で高額な宿泊料を請求されるケースもあります

身分証明書さえあれば正規の派遣会社で働けるので、なるべく大手に登録してください。

注意点:知名度の高いサービスを利用せよ

繰り返しますが、寮付き求人を探す際には知名度の高いサービスを利用してください

実際に起こっているんですよね。うまい話で生活困窮者を雇用し、寮費や食費を後日請求して「払うまで辞めさせないよ?」っていう事例が

私は運良く大手派遣会社を利用しましたが、住み込み仕事の実態を知らない人は悪徳業者の手法に引っかかるかもしれません。

より一層生活が苦しくなる可能性が高いので、実態を調べたうえで利用してください。

生活保護の申請をする

ネカフェ暮らしから脱却する方法に、生活保護があります。

自治体によっては相談に乗ってくれるかもしれませんが、あまり期待しない方が良いです。

そもそも、ネカフェ暮らしって自治体からすれば「自己都合」なんですよね。

本当に生きられない人はネカフェ暮らしなんてできないし、起きることも食事をする活力もないんです。

「転々とできる身体があるなら働けば?」と門前払いされる可能性が高いと思っておいてください。

シェアハウスを活用する

金銭的余裕があるなら、シェアハウスを活用するのもアリでしょう。

費用目安は1か月あたり40,000円~60,000円程度で、初期費用100,000円くらいあれば契約が可能です。

しかし、一般的な賃貸契約より若干安いだけで、先の目途が立ってないならどちらにせよ詰みます。

滞在期間を定め、次の仕事を見つける前提で利用することをおすすめします。

ネカフェ難民におすすめの寮付き・住み込み求人サイト

ネカフェ難民におすすめの寮付き求人サイト

「住まいがない」「お金がない」「仕事がない」といった不安を一度で解決できる求人サイトを紹介します。

  • シゴトクラシ.com
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やなし
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まとめ:お金が尽きる前に行動を

ネカフェ難民が最終的に行き着くのは「ホームレス」です。抜け出すための行動に移さない限り、状況は悪化していきます。

現在手元にお金が残っているなら、1円でも大事にしてまずは住まいと仕事を探してください

いくら前借りができるとはいえ、不要な借金は重荷になるだけです。

新たなスタートを切って、あなたなりの幸せな人生をつかみ取っていきましょう。

プロフィール
この記事を書いた人
やなし

1987年福岡県生まれ(2024年現在37歳)
中卒で建設業に就職し、26歳で建設業とBARを同時進行で自営スタート。
32歳に経営破綻。
その後、派遣会社2社、工場3件を渡り歩く。
2021年8月にWEBライターフリーランスへ。

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