工場派遣について興味があるけど、子育てや家事で忙しく、自分が本当に働けるのか気になっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、工場派遣が主婦の方におすすめな理由について解説していきます。また、工場派遣で働く際の注意するポイント、働く場所の選び方についてもまとめました。
ぜひ、仕事選びの参考にしてください!
あなたに合った仕事を見つけていきましょう!
【本記事で知れること】
そもそも工場派遣とはどんな働き方?
工場派遣とは、工場で派遣社員として働くことをいいます。
派遣社員が正社員やパート・アルバイトと違うところは雇用契約をどこで結ぶかです。
一般的に、正社員やパート・アルバイトは直接働く会社と雇用契約を結びますが、派遣の場合は派遣会社と契約を結びます。
そのため、給与をもらったり、社会保険に加入するのは契約を結んでいる派遣会社になります。
後でも説明しますが、派遣で働くと安定した収入が得られたり働き方に融通が利いたりなどのメリットがあります。
パートとの違い
派遣とパートの主な違いは、労働時間をどれだけ融通利かせられるかです。
派遣は派遣先と雇用形態を結んでいるので、契約を結んだ派遣先の労働時間に従う必要があります。
パートだと労働時間を直接会社と交渉できるので、扶養内で働きたい人や週に2日~3日勤務など短い時間で働く人にはおすすめです。
ここまで読むと、パートの方が自由が効いて良いように思われますよね?
しかし、派遣で働くとパートより時給が高くなるというメリットがあります。厚生労働省調べによる平均時給は、派遣1,510円、パート1,248円となっています。
扶養を外れてガッツリフルタイムで働きたいという人は、時給が高い派遣で働く方がメリットが大きいです。
メリットは求める条件によりけりってことですね!
主婦に工場派遣をおすすめする7つの理由
主婦に工場派遣をおすすめする理由は、以下の7つです。
- 未経験可の求人が豊富
- 安定した収入が得られる
- 契約期間や労働時間の融通が利く
- 社会保険に加入できる
- 産休・育休が取得できる仕事がある
- 土日休みや大型連休がある
- ママさんが多く働く工場もある
それでは、見ていきましょう。
未経験可の求人が豊富
工場派遣の求人は約7割以上が未経験でも可能としています。なぜなら、工場での仕事は単純作業で簡単なものが多いためです。
加えて、以下のような負荷が軽い仕事もあります。
- 梱包
- 仕分け
- ピッキング
- シール・ラベル貼り
- 検品・検査
どの仕事も、特別なスキルや資格が必要ありません。そのため、初めてでも安心して取り組むことができます。
主婦の方で何か始めたいと思う人はピッタリかもしれませんね。
安定した収入が得られる
工場派遣は給与が高い傾向にあります。派遣会社の平均的な給与は、以下の通りです。
1日あたり15,590円(1日8時間として計算した場合)
引用元:令和2年度の「労働派遣事業者報告書」
20日間働いたとすると、月に約30万円もらえる計算です。
ただし、仕事内容によってもらえる給与に差が生じるのが実際のところです。
例えば、検査業務や組み立て工などの集中力が必要とされる仕事だと、給与が高くなる傾向があります。
一方で、簡単なシール貼りや梱包などは軽作業に分類され、時給相場は1,200円~1,300円程度の工場が多いです。
とはいえ、特別な資格やスキルを必要とする仕事は時給2,000円前後になることもあります。あなたの長所を活かせる仕事を探してみましょう。
資格やスキルを磨き、給与アップを目指すことも可能です!
契約期間や労働時間の融通が利く
派遣は、契約期間や働く時間に融通が利きやすいのが特徴です。
契約期間はよく3年といわれていますが、必ず3年間その場所で働かなくてはいけないわけではありません。
最低でも31日以上の契約期間があれば、短い期間でも契約を結ぶことは可能です。
また、正社員のように1日8時間働かないといけないということもありません。1日に4時間だけ働くということも可能です。
家事や子育てで忙しい主婦の方でも、自分にあった働き方ができます。
3年ルールが適用外の働き方もある
無期雇用派遣なら、3年を過ぎても同じ工場で働き続けられます。期間の定めなく安定した収入がほしい方に、おすすめの働き方です。
無期雇用派遣と3年ルールの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
社会保険に加入できる
派遣は社会保険に入ることができないといわれることがありますが、一定の条件を満たせば社会保険に入ることは可能です!
- 週の所定労働時間が20時間以上
- 所定内賃金が月額8.8万円以上
- 2か月を超える雇用の見込みがある
- 学生ではない
- 従業員数51人以上の企業で働いている
上記の条件をすべて満たすことが条件になります。また、令和4年の10月に法律が改訂されたことで、派遣でも社会保険に加入しやすくなりました。
これまでは、社会保険の加入義務は「1年を超える雇用期間が見込まれる場合」とされていました。
ただ現在は「2か月を超える雇用期間が見込まれる労働者」であれば、社会保険に加入できます。
扶養内で働くのであれば別ですが、たくさん稼ぎたい人は保険料を会社と折半できるので、社会保険に加入することをおすすめします!
産休・育休が取得できる仕事がある
派遣でも産休・育休をとることは可能です!
なぜなら「すべての労働者は産休と育休を取得できる」という法律があるからです。
ただし、派遣の場合は条件があるので注意が必要です。
産休の場合
- 産休の場合出産予定日の6週間前、多胎の場合は14週間前に派遣契約中であること
育休の場合
- 子供が1歳6カ月になる日までに労働契約の満了が明らかでないこと
- 週に3日以上働いていること
産休・育休を取る場合は、上記の条件が必要になります。
妊娠がわかったら、産休、育休が取れるのか派遣会社に相談しましょう。
土日休みや大型連休がある
工場のほとんどは土日を休みとしています。工場は親会社から仕事を引き受けることが多いことから、合わせて休みが設定されています。
では「長期休暇はどうなの?」と気になりますよね。
工場では、平均の年間休日は120日前後とされています。そのため、GWや年末年始などの大型連休があることが多いです。
子供の休みと合わせて休暇があるので、家族との時間がとりやすいです!
ママさんが多く働く工場もある
工場と聞くと、力仕事が必要で男性ばかりが働いているイメージがありますよね?
実は工場によってはママさんや女性が中心のところもあります。
そもそも、工場は力仕事だけではありません。仕分けや梱包などの軽作業もたくさんあります。
加えて、黙々と同じ作業を繰り返す簡単なものが多いことから、女性に人気になっています。
特に、ママさんが多い工場だと「子育て中の主婦」「子供の行事や急な病気」に理解があって働きやすいです!
ママさんが多い工場は働きやすい環境作りに力を入れているってことですね!
主婦が工場派遣で働くデメリットと注意点
ここまで主婦ならではのメリットを紹介してきましたが、やはりデメリットは存在します。
主婦が工場派遣で働くうえでのデメリット・注意点は、以下の通りです。
- 体力が必要
- 扶養内で働くには事前相談が必要
- 繁忙期には残業を頼まれる可能性がある
- 噂話好きやプライベートに干渉する人もいる
- 夜勤ありの工場で働くと体調を崩しやすい
内容を詳しく知ることで、リスク対策へと繋がります。それでは、見ていきましょう。
体力が必要
負担の少ない軽作業で働いたとしても、ある程度の体力は必要です。なぜなら「長時間身体を動かし続ける」「立ちっぱなし」の仕事がほとんどだからです。
パソコンを使う事務作業とはどうしても違うので、身体を動かすのが苦手な人はつらくなってしまうかもしれません。
しかし、検査や検品など仕事の内容によっては、座って作業を行うことが可能です。
自分が働きたいと思ってる工場先がどんなことをしているか、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
扶養内で働くには事前相談が必要
派遣はパートと違い、扶養に入ることができないと思われている方もいるかもしれません。ですが、以下の条件を満たせば派遣でも扶養に入ることは可能です。
- 年収130万以内
- 国内居住
- 3親等以内の親族
上記の条件を満たせば、扶養に入ることができます。ですが、派遣先が扶養内で働くことができる企業と契約してなければ、仕事先は見つかりません。
まずは、扶養内で働ける派遣先を見つける必要があります。派遣先が見つかったら、扶養内で働きたいと事前に伝え、その条件の中から仕事先を紹介してもらいましょう。
繁忙期には残業を頼まれる可能性がある
工場には、仕事の量がいつもより多くなる繁忙期があります。時期や期間は、その工場がどこの会社から仕事を受注しているかによって異なります。
繁忙期では、いつも以上に製造する製品の数が多くなり、人員もその分必要です。そのため、派遣であっても残業を頼まれる可能性がでてきます。
基本的には定時で帰れることがほとんどですが、時期によっては残業をしなければいけないと思っておいた方がいいかもしれません。
噂話好きやプライベートに干渉する人もいる
工場では、他の人が出入りすることがほとんどないため、必然的に工場内での人との距離が近くなります。
話好きの人がいれば雑談ばかりする人、または必要以上にプライベートについて聞いてくる人もいるでしょう。
特に、女性が多い職場では、話のネタとして色々聞いてくる人もいるかもしれません。
とはいえ、どこの職場でも干渉してくる人はいます。工場は仕事に集中しやすい環境なので、作業をひたすらこなせば気にならなくなりますよ。
接客業と違い、黙々と作業できるのが工場の魅力です!
夜勤ありの工場で働くと体調を崩しやすい
働く工場によっては、夜勤があるところもあります。夜勤は日中働くより給与が高いですが、その分きついことも多いです。
特に、女性は生活リズムが崩れることで、ホルモンバランスを崩しやすいといわれています。
最悪のケースでは、眠れなくなり、仕事中イライラしたり体調を崩したりしてしまうかもしれません。
また、子供がいる場合だと、子供の帰宅に合わせて料理や家事をしなくてはなりません。身体への負担がより一層かかってしまいます。
夜勤勤務については、自分の生活スケジュールと合わせて考えることをおすすめします!
主婦が工場派遣の仕事を探す際のポイント
主婦ならではのデメリットを見ると「私には向かないかな…」「働いてみたいけど不安」など心配事が出てきちゃいますよね?
ただ安心してください。工場派遣の仕事を探すポイントを掴んでおけば、起こり得るリスクを最小限に抑えられます。
主婦が仕事を探す際のポイントは、以下の3つです。
- 軽作業を中心に探す
- 女性・主婦が多く働く工場を選ぶ
- 希望条件をまとめておく
あなたに合った仕事探しに役立ててください。
軽作業を中心に探す
主婦が工場で働く際は、身体の負担が少ない軽作業から探すことおすすめします。軽作業とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
- 梱包
- 仕分け
- ピッキング
- シール貼り
軽作業では、力が必要とされるものはほとんどありません。しかし、軽作業の中でも比較的力が必要となる作業があるのが現実です。
例えば、入庫作業なんかがそうですね。入庫佐合とは、入荷時に仕分けされた製品を決まった場所に運ぶ作業になります。
運搬系の作業は軽量物から重量物までさまざまなので、重たいものはしんどさを感じてしまうかもしれません。
軽作業の中でも、なるべく力が必要ないものを選びましょう。
女性・主婦が多く働く工場を選ぶ
男性が多く働く工場では、体力や力が必要となる場合があります。逆に、女性や主婦の方が多い工場だと力があまり必要ない簡単な作業が多いです。
工場の男女比・年齢比については契約した派遣会社に聞くことができます。
あらかじめ応募するときに、確認するようにしておきましょう。
希望条件をまとめておく
働く場所を決める時に、希望の条件についてあらかじめ考えておくことは重要です。なぜなら、工場によって「働く場所」「時間帯」「給与」など条件が全て異なるためです。
もちろん、希望の条件をすべて満たすのは難しいでしょう。ですが、働く条件を妥協してしまうと、いざ働いてみた時に「自分の希望の条件と違った」と後悔してしまうかもしれません。
仕事選びで大事なのは、自分の中で絶対に譲れない条件を1つ決めることです。他の条件については妥協しないといけない場合も出てきますが、あなたが決めた譲れない条件は変えない方がいいです。
まとめ
今回は、主婦が工場派遣で働くのにおすすめの理由について紹介してきました。
派遣では働く時間が選べたり、時給が高かったり様々なメリットがあります。人間関係が面倒だったり大変なところもありますが、初めてでもできるのでおすすめです!
本サイトでは、工場派遣のリアルを紹介しています。ぜひ参考にしてください!
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